さみしいねえ

通勤途中にある店の
閉じられたシャッターに
貼られた一枚の紙。

どうやら閉店したらしい。

いつも前を通るだけで
入ったことはないけれど

開店したときのことは覚えていて

お店で使うであろうテーブルや
道具が搬入されていたところを
見かけたからだ。

お祝いの花が飾られ

入口の横には
一部商品の案内が書かれた
ボードが置かれ

少しずつお店が小奇麗になっていくのを
毎日見ていたからだ。

オーナーさんの胸中を想像すると
切ない。

いつか入ってみたいと思っていただけに
とても残念だ。

開店してまだ間もないのに。